卵子凍結保管とは?|卵子バンク~卵子保管のコンシェルジュ~LIFEBANK

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「卵子凍結保管」とは? 卵子凍結保管とは、採卵により採取した卵子を
Vitrification法(ガラス化急速凍結法)により急速凍結し、
マイナス196度の液体窒素に満たされた保管庫で凍結卵子を保管することです。
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  • 「卵子凍結保管」とは?

    いままで、卵子を凍結保存というと、がん等の治療によって卵巣機能が失われることを予測し治療前に卵子を取り出して保管する目的、または受精卵(精子と卵子を体外で受精したもの。不妊治療を行った方が、2個以上受精卵が育ち、原則体内には1個しか戻せないので、余った受精卵を凍結保存し次回の妊娠まで保管しておく)の保管目的が主でした。

    しかし、近年凍結技術が進歩したこともあり、未受精卵(まだ受精していない卵子)を凍結保存することが可能となりました。それにより、まだパートナーのいない未婚の女性でも、将来の妊娠に備えて、若いうちに若い卵子を保管しておくことが可能となりました。最近ではアスリートの方が競技生活と将来の妊娠のことを考え卵子凍結をされたことがニュースにもなりました。

  • 「卵子凍結保管」とは?

    現在、不妊治療を行うカップルは5~6組に1組と言われております。いざ、妊活!と思っても生殖機能が衰え、なかなか妊娠できない、不妊治療費がかさんでいくということは現に起こっています。ならば、早くに妊娠・出産をと思っても、実際様々な理由により難しいのが現状だと思います。

    これから不妊治療を始める方や将来2人目、3人目を考えている方も、早期に卵子を保管することで、実際に不妊治療を行う際、採卵した年齢の卵子を使用し、その時にご自身にあった医療機関を選び治療することが、セルフバンクなら可能です。

    老化する前に若い卵子を凍結しておくという新しい選択肢により、年齢に左右されることなく、凍結した時の妊娠率により妊娠できるというメリットがあるのです。

年齢と卵子の
体内貯蔵個数推移

年齢と卵子の体内貯蔵個数推移

卵子のもとになる卵祖細胞は、生まれる前、お母さんのお腹の中にいる時に作られ、
出生時には約200万個の原始卵胞とともに誕生しますが、その後増えることはなく、年々自然減少していきます。

思春期には約20万から30万個あるものの、若い女性では1日に30個から40個、
1回の月経で約1000個もの卵を失い、35歳の時点では2万から3万個にまで減少してしまいます。
そして閉経を迎える頃には1000個程度になり、卵をすべて使い切ってしまうのです。

年齢を追うごとに、卵の数が減るだけでなく、卵巣そのものの機能が加齢により低下し、
赤ちゃんを作るのは、難しくなっていきます。
より早い時期に卵子凍結保存することで、将来的に妊娠できる可能性を高めることができるのです。
尚、血液検査でAMH値というホルモンの値を測り、現状の卵子の在庫を調べることもできます。

年齢と卵子の体内貯蔵個数推移

卵子凍結の優位性

卵子凍結の優位性

生理があれば妊娠できる?

下のグラフは体外受精での年齢別妊娠率と流産率を表したものです。
自然妊娠では統計が取りづらいので、体外受精を例にとります。
図が表すように生理が毎月あって、妊娠しやすい25歳でも妊娠率は約30%で、35歳を境に年々妊娠率は落ち込みます。
さらに、年齢別流産率からもわかるように高齢妊娠になるに従い、流産率が年々逆に上がっていきます。

卵子凍結の優位性

高齢出産における染色体異常

本来人は常染色体が22対、性染色体が1対の合計46本で構成されています。
受精した際に染色体の数が多くなったり少なくなったり、形が変わってしまったものを染色体異常といいます。
出産年齢の高年化にともない、染色体異常率は増加します。
理由としては高齢になると、卵子形成時の染色体の不分離の頻度が高くなることが原因のひとつと考えられています。

その中でもトリソミー(本来2本のところ3本になる)等の異数性発生率が上がることが挙げられます。
比較的多くみられるのが、21番トリソミー(ダウン症)、18番トリソミー(エドワーズ症)次に
13番トリソミー(パトー症)といわれています。

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